日本三景「安芸の宮島」みなさんは訪れたことがありますか。
風光明媚な瀬戸内海への旅では、外せないスポットですね。
宮島は、中四国一番の中心都市広島から1時間弱で行ける、小さな島です。
ですがこの島は、「嚴島神社」や「弥山」の原始林など、世界文化遺産に登録されており、歴史や自然が豊かに残る、小さいけれど、宝の島なんです。
街を歩けば「大聖院」や「五重塔」「千畳閣(豊国神社)」などが見られ、古来から続く文化の奥深さを堪能できます。
歩き疲れたら、「町家通り」へ入ってみてください。
大粒ぷりぷりの牡蠣や、にぎり天、もみじ饅頭…質も量、大きさも満足できる本物を、お祭りの屋台感覚で気軽に食べ歩くことができます。
もちろん、ちゃんとお店に入って、席についてゆっくりしたい人には、名物の牡蠣やあなごを味わえる食堂もたくさん。
少し高台に行くと、景色とグルメの両方を味わえる「平松茶屋」「牡蠣祝」など素敵なカフェもありますよ。
では宮島に渡ったらどこを訪れたらいいのか、現地を知るスタッフおすすめの穴場、観光スポットをお伝えします。
Contents
宮島のおすすめ観光スポット9選をご紹介

①厳島神社
平成8(1996)年には、世界文化遺産に登録されました。
宮島は、島全体が神の島として崇められていたため、陸地では畏れ多いと潮の満ち引きするところに社が建てられました。
6世紀末、推古天皇の時代です。
現在の優美な寝殿造りの社殿は平清盛の指示で造られました。
宮島のシンボルともいえる、海に立つ大鳥居は、本社拝殿から約200m沖にあり、クスノキの自然木で造られています。
わたしは毎年訪れているのでもちろん大鳥居の直下まで、幾度も行っていますが、令和元年6月17日から大規模な保存修理工事中。
1875年の建立から140年以上が経過し、損傷や老朽化が進んでいるからです。
いつ終了するかは、まだ決まっていません。
工事期間中の今は、大鳥居が足場などで囲われています。
でも考えようによってはこんな大鳥居の姿、70年ぶりなので、今見ることができることもラッキー☆かもです。
その理由は、修繕が70年に一度ということ、そしてその修繕の姿がまた美しいということです。
屋根に、神社の定番とも言える千木と鰹木はありません。
寝殿造りらしく、屋根に瓦を積んである化粧棟のスタイルです。
今の本殿は、元亀2年(1571年)に毛利元就が改築しました。
当時としては珍しい鉄筋なので、火に強いのですが、表面には美しく漆が塗られています。
本殿正面の格子戸は緑青塗りです。
そこに3人の女神様が祀られています。
市杵島姫(いちきしまひめ)・湍津姫(たぎつひめ)・田心姫(たごりひめ)です。
詳しくは公式サイトを確認してみてください!
厳島神社を訪れた人の口コミ
ですから「修繕中か~」とがっかりしないで、是非訪れてくださいね。
ちなみに、修繕しているのは大鳥居だけ。
厳島神社本殿や回廊、舞台等は普通に入場、参拝できます。
許可をもらい、写真に撮りました。
あまびえのおみくじもありますよ。早くコロナが収束しますように…。
でも、大丈夫ですよ。ただの迷信です。
…かな?数年たってやきもち効果が現れたらどうしよう!その時は報告しますね。
②弥山(みせん)
標高約535m。
昔から、御神体として崇められています。
弥山は、原始の植物が自然のまま残っていて、天然記念物に指定されています。
嚴島神社とともに世界遺産にも登録されました。
大きな岩のアーチやくぐり岩、神様の椅子と言われる磐座石などもあって、パワースポットとしても知られています。
山頂には視界を遮るものは何も無く、穏やかな瀬戸内海の景色を堪能できます。
そこに展望台があり、瀬戸内海に浮かぶカキの養殖棚や壮大な山々、街を一望できます。
ロープウェーに乗ると360度の風景を楽しめ、空中散歩をしている気分になれますよ。
弥山を訪れた人の口コミ
瀬戸内海の美しさに時間を忘れました。
が、お猿さんには要注意。
狂暴なのも中にはいるようですので、目を合わせないでと、島の方に注意されました。
たいていの鹿はのんびりと座ったり歩いたりしているだけなのですが、中には強引なのもいます。
鹿も、山で見ると、凛々しいようなちょっとかっこいいような気がします。
⓷紅葉谷公園
紅葉谷川に沿って広がる庭園。
弥山原始林の麓にあります。
園内には約700本の紅葉、見ごろは、11月中旬から下旬にかけてです。
特に、もみじ橋周辺の眺めは素晴らしく、朱塗の橋が景色に溶け、イロハカエデやオオモミジなど紅く色づきと共に、絵のような美しさです。
春は、桜も咲き誇ります。
紅葉谷公園を訪れた人の口コミ
今年訪れたのは早春。紅葉ばかりがここの魅力ではありません。
春を待つ山桜の蕾。とてもきれいでした。
周りの木々は寒さに耐えてなお美しく、朱塗りの橋が風景と合っており、絵札のようでした。
宮島リピーターですが、今回はこの紅葉谷を撮るために来ました。紅葉の朱、橋の朱、五重塔の朱。「朱」は宮島の色。
そう思われませんか。
④みやじマリン(宮島水族館)
ここのテーマは「いやし」と「ふれあい」。
350種1万3,000点以上の海の仲間たちがをいます。
スナメリやフンボルトペンギンが有名です。
本館は、瀬戸内海の世界を紹介する10のゾーンに分かれています。
広島牡蠣の生育の様子を、卵、稚貝から分かりやすく展示してあります。
まるで海の底に潜って下から牡蠣筏を見ているように、本当に手に取るように牡蠣が育っていく様子が見てとれます。
ステージでは、アシカライブが1日3~4回開演されます。
ペンギンとのふれあいやトドのお食事タイムなどイベントが毎日開催されています。
アザラシの芸などとてもかわいいです。
子供たちが歓声を揚げて喜んでいました。
コツメカワウソも人気で、池付きのお家の中をくるくる忙しく出入りしているのを目の前で見ることができます。
レストランでは、オリジナルメニューが充実しています。
宮島桟橋みやじマリン(宮島水族館)よりメイプルライナーというバスが出ていて、それに乗って「宮島水族館」で降りるとすぐですよ。
メープルライナーは島内唯一の有料バス路線。主な観光地を網羅していて、大人300円、子ども150円で、全線フリー乗車。
停留所以外でも乗り降りできます。
みやじマリン(宮島水族館)を訪れた人の口コミ
目の前に牡蠣筏の海面より下の部分を見ることができるからです。
本物そっくり(本物ですが)の状態を見て、大事に育てられているんだなと感激しました。
今後、特に味わっていただきます。
牡蠣フライ、焼き穴子、じゃこといった瀬戸内海のおいしさがあれこれ楽しめる丼でした。
ペンギンやアシカは芸達者です。
ふれあいタイムは今中止になっていますが、アシカライブはやっています。
気に入ったのはカワウソ。
本当に愛嬌があってかわいいんです。
飼育員さんにもよく懐いていました。
わたしも飼いたいなあ。
⑤霊火堂
弥山本堂の目前に建っています。
平安時代、弘法大師が遣唐使の使命を終えて京へ戻る途中、弥山に立ち寄って修行を行いました。
その時に炊いた火が、1200年以上たった今も「消えずの火」として燃え続けていて、この火で沸かした大茶釜の霊水は、万病に効く、幸が約束されると言われています。
この火が、あの平和記念公園の「平和の火」の元火となっていますし、古くは八幡製鉄所の溶鉱炉の種火としても使われました。
最近では、消えない火にちなんで永遠の愛を誓う多くのカップルが訪れ,「恋人の聖地」として知られるようになりました。
霊火堂を訪れた人の口コミ
空海の100日間修行の時に焚かれ、受け継がれた火ですから。
そして大きな窯。
これは、昭和47(1972)年に広島市の大和重工株式会社さんが製作されたそうです。
中のお湯、謹んでいただきました。
無病息災が叶うといいです。
⑥五重塔
嚴島神社の背景にある豊国神社の隣りに立っていて、高さは約27m、檜皮葺きの塔です。
応永14(1407)年に建てられました。
和様・唐様両方の特徴をもっており、内側の天井に龍、外側の天井には葡萄唐草、壁の表には蓮池、裏には白衣観音像などが鮮やかな色で描かれています。
残念ながら一般公開はされていませんが、とても豪華で、国の重要文化財にしていされています。
中には、絵馬や大杓文字がたくさん飾られています。
隣りの豊国神社は通称「千畳閣」。
ここからの五重塔の眺めは、最高に美しいです。
五重塔を訪れた人の口コミ
遠くからでももちろんきれいですが、間近に見てもほんとうにうっとりするようです。
階段を上るのは少々疲れました。
青空の下、まぶしいくらいきれいでした。
夕方も見に行ったけど、やはり青い空がよく似合う。
美しかった。
早速SNSで発信しました。
⑦平松茶屋
「紅葉谷公園」から「大聖院」に通じる遊歩道の坂道の途中にあります。
厳島神社や大鳥居が見下すことができ、右手側には千畳閣と五重塔が見えます。
テラス席があり、そこに座ると、目の前の絶景をひとりじめできます。
もみじ饅頭付きの抹茶セット、カレーライス、うどん、かき丼、あなごめしなどの食事も楽しめます。
平松茶屋を訪れた人の口コミ
お食事は下の清盛通りで食べよう、ここでは抹茶セットと決めていたので、それをいただいて、景色を堪能しました。
うっとりタイムです。
気持ちが晴れ晴れします。
お抹茶ももみじ饅頭も美味しくいただきました。
景色がいいので、まあ納得かな。
⑧牡蠣祝
牡蠣料理専門店「牡蠣屋」が2014年にオープンしたカフェです。
小高い丘に建つ古民家を改装してあり、こちらも開放的なテラス席からは宮島の町並みや瀬戸内海の景色を楽しめます。
瀬戸内で育ったレモンを贅沢に使用した「広島レモンレアチーズケーキ」、「牡蠣屋のオイル漬け」がお薦め。
ここで提供される料理はもちろん商品は、全て宮島で作られています。
味付けからパッケージまで全工程を宮島で行っています。
牡蠣祝を訪れた人の口コミ
おいしいです。
コーヒーやワインも充実しています。
良い景色のためにけっこう階段上りました。
だから、飲み物がよけいにおいしかった。
10歳以下のお子さんは入店できないとあったが、子どもがいてもいいような開放的な雰囲気だった。
⑨表参道商店街
全長約350m、清盛通りとも呼ばれる、宮島のメインストリートです。
道の左右には、お土産物屋さん、牡蠣や穴子を使った宮島名物料理の店などが軒を連ねます。
屋根がついているので、雨の日でも安心。歩き疲れたら、トイレもあるきれいな休憩所もあります。
もみじ饅頭などの和洋菓子をばら売りしているお店、焼き牡蠣、にぎり天などの食べ歩きしたいお店がたくさん並んでいます。
お土産物屋さんや出店がたくさん。
何を食べるにも、何を買うにも、宮島の物ならここに来れば事足りるという感じです。
気軽に食べ歩きできる食べ物は、ぷりぷりの焼き牡蠣や本格的な老舗の和洋菓子などどれもおいしくて、つい食べてしまい、この通りを歩くだけでお腹も心も満たされます。
表参道商店街を訪れた人の口コミ
ゆったりお土産など見てまわりたいのなら、午前中がおすすめです。
あと、和菓子屋さんでばら売りの和菓子を何個か、天ぷら屋さんで何か(磯部揚げがお気に入り)食べたいものがいっぱいあるので、食堂に入っても、お蕎麦などの軽いものを食べます。
全部買い食いで済ませてしまうこともありますね。
お店の中に座らなくても、味も品質も本物ですよ。
牡蠣と天ぷらを必ず食べます。
爆弾羊羹を見つけました。懐かしい!おいしい!
まとめ

宮島には、歴史的に有名な文化財や美しい景色、みどころがたくさんあります。
小さな島ですが、文化に触れに、自然を堪能しに、地元の人間でも毎年訪れるという人も少なくありません。
観たり食べたり、というでけでなく、他にも、もみじ饅頭を焼いたり、宮島彫りをや焼き物を作ったりすることもできます。
アウトドア派さんには、キャンプやカヤックもお薦めです。
神様の島で、美しい文化財、自然を楽しんで、いろんな体験をしてみてください。
みなさんのお越しをお待ちしています。